忍草蒔絵櫛笄 (しのぶぐさまきえくしこうがい)
金地に金銀で丁寧に蒔絵された忍草の葉1 枚1 枚が、僅かな光の加減で現れ消える瀟洒な作。幕末明治の蒔絵師、池田泰真の作。江戸時代末期になると、髷を結った後に笄を差し込むために、胴の中央で分解できるものが増えた。