公益財団法人 佐野美術館

収蔵品詳細

菅公所詠

画像情報

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名称・銘:
菅公所詠
分類番号:
書跡12
形質:
紙本墨書
員数:
1幅
法量:
縦 112.7 cm
横 28.0 cm
作者:
慈雲飲光
作者かな:
じうんおんこう
生没年:
1718-1804
国:
日本
時代:
江戸時代(18世紀)

解説

 菅原道真の歌を書く。まどかな「心」に、一気に引きおろされた「神」。その間に小さな仮名を散らし書きする。慈雲飲光(1718 ~ 1804)は江戸時代の真言宗の高僧。大坂に生まれ、大坂田辺の法楽寺で得度、のち河内葛城山高貴寺の住職となった。87歳で示寂するまで、釈迦在世時と同じ衣食、言語であるのを理想とし、その実践にいそしんだ。宗派を超えて崇敬され、在世においては今釈迦と呼ばれ、歿後は尊者と敬愛された。その書はいずれも、慈雲の高潔な精神を感じせる。
「心 たにまことの 道に かなひ なは 祈ら すとても 神 やまもらむ」